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誰のために、女である私が綺麗になるのだろうか。 やはり、華やいでいたいものが人生で、暗闇に逃げたいのも私の人生。 小さな小さな言葉たち。
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01/29
おと
再びライブハウス。
ジャズのビッグバンド。
小鳥二人と、先生。
お決まりの私で、そこにいる。

寂しがりやの小鳥は、「こんなところ初めて」と。
きゃあきゃあ騒いで、私はその純真無垢に自分の心痛める。

お酒はノーだから、ウーロン茶。

スタンダードの美しいメロディたち。
高鳴るフィナーレ。
弟がいたら、とても楽しそうに聴くだろうし、
母がいたら、そのメロディはうっとりさせるのだろう。
そんなことを考えて、
次第に周りの幸福が伝わってきて、
私は一種の絶望に陥った。

理由は、その美しいメロディを泣けばよかったのだが、
私は、涙を堪えた。
私にとって音楽は、なんの変哲もなく、私をいつも楽しくさせてくれない。
他者を楽しく聴いている様を見ると、
私は一気に興ざめしてしまう。

なにか弾けた。

他者の中で何かが一瞬で変わるその様を見ると、
それがもっとも幸せな様が押し寄せてくると、
私は自分を不幸だ、と感じる。
他者との温度差を感じる。

みるみる冷えていく体温。
寒さを感じた。
自分に違う冷たさを感じた。

何故この人たちはこんなにも幸せそうなのだろう?

きっと私には、ただ居心地が悪かった。
それだけだった。

きっとこの狭いボックスの中で、私は一番不幸の服を着出した女なのだろう。

音がただ音だけに聴こえ、
私は上の空でめまぐるしくそんな絶望に酔っていた。
きっとお酒があれば、楽しくなっていたはず。
きっと、きっとそう。
拍手の手も上がらない。

だから、家で飲みなおし。
一人酒は、どのくらいぶり。
ウィスキーをロックで一杯。
音のない世界で。
飲み終わったら、きっと夢の中。
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