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おと |
再びライブハウス。
ジャズのビッグバンド。
小鳥二人と、先生。
お決まりの私で、そこにいる。
寂しがりやの小鳥は、「こんなところ初めて」と。
きゃあきゃあ騒いで、私はその純真無垢に自分の心痛める。
お酒はノーだから、ウーロン茶。
スタンダードの美しいメロディたち。
高鳴るフィナーレ。
弟がいたら、とても楽しそうに聴くだろうし、
母がいたら、そのメロディはうっとりさせるのだろう。
そんなことを考えて、
次第に周りの幸福が伝わってきて、
私は一種の絶望に陥った。
理由は、その美しいメロディを泣けばよかったのだが、
私は、涙を堪えた。
私にとって音楽は、なんの変哲もなく、私をいつも楽しくさせてくれない。
他者を楽しく聴いている様を見ると、
私は一気に興ざめしてしまう。
なにか弾けた。
他者の中で何かが一瞬で変わるその様を見ると、
それがもっとも幸せな様が押し寄せてくると、
私は自分を不幸だ、と感じる。
他者との温度差を感じる。
みるみる冷えていく体温。
寒さを感じた。
自分に違う冷たさを感じた。
何故この人たちはこんなにも幸せそうなのだろう?
きっと私には、ただ居心地が悪かった。
それだけだった。
きっとこの狭いボックスの中で、私は一番不幸の服を着出した女なのだろう。
音がただ音だけに聴こえ、
私は上の空でめまぐるしくそんな絶望に酔っていた。
きっとお酒があれば、楽しくなっていたはず。
きっと、きっとそう。
拍手の手も上がらない。
だから、家で飲みなおし。
一人酒は、どのくらいぶり。
ウィスキーをロックで一杯。
音のない世界で。
飲み終わったら、きっと夢の中。
ジャズのビッグバンド。
小鳥二人と、先生。
お決まりの私で、そこにいる。
寂しがりやの小鳥は、「こんなところ初めて」と。
きゃあきゃあ騒いで、私はその純真無垢に自分の心痛める。
お酒はノーだから、ウーロン茶。
スタンダードの美しいメロディたち。
高鳴るフィナーレ。
弟がいたら、とても楽しそうに聴くだろうし、
母がいたら、そのメロディはうっとりさせるのだろう。
そんなことを考えて、
次第に周りの幸福が伝わってきて、
私は一種の絶望に陥った。
理由は、その美しいメロディを泣けばよかったのだが、
私は、涙を堪えた。
私にとって音楽は、なんの変哲もなく、私をいつも楽しくさせてくれない。
他者を楽しく聴いている様を見ると、
私は一気に興ざめしてしまう。
なにか弾けた。
他者の中で何かが一瞬で変わるその様を見ると、
それがもっとも幸せな様が押し寄せてくると、
私は自分を不幸だ、と感じる。
他者との温度差を感じる。
みるみる冷えていく体温。
寒さを感じた。
自分に違う冷たさを感じた。
何故この人たちはこんなにも幸せそうなのだろう?
きっと私には、ただ居心地が悪かった。
それだけだった。
きっとこの狭いボックスの中で、私は一番不幸の服を着出した女なのだろう。
音がただ音だけに聴こえ、
私は上の空でめまぐるしくそんな絶望に酔っていた。
きっとお酒があれば、楽しくなっていたはず。
きっと、きっとそう。
拍手の手も上がらない。
だから、家で飲みなおし。
一人酒は、どのくらいぶり。
ウィスキーをロックで一杯。
音のない世界で。
飲み終わったら、きっと夢の中。
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